この記事の要点
- ホットワイン(ドイツ語でグリューワイン)は、赤ワインに砂糖、オレンジ、シナモンやクローブなどの香辛料を加えて、温めて作る飲み物です。
- コツは、沸騰させないこと。ことこと煮立てず、弱めの火でゆっくり温めます。
- 香辛料は温めたあとに1時間ほど置いて香りを移します。長く入れたままにすると苦くなります。
- 子ども向けには、ぶどうジュースやりんごジュースで作るノンアルコール版(キンダープンシュ風)がおすすめです。
- お酒は20歳になってから。車を運転する方は、ホットワインも含めて飲まないでください。
ホットワイン(グリューワイン)とは
ホットワインは、ワインに香辛料や果物を加えて温めた冬の飲み物です。ドイツ語では「グリューワイン(Glühwein)」と呼ばれます。ドイツをはじめ、ヨーロッパのクリスマスマーケットで、湯気の立つカップを両手で包んで飲む姿はおなじみです。クリスマスマーケットの雰囲気については、クリスマスマーケットとはでも紹介しています。
赤ワインで作るのが一般的ですが、白ワインで作るレシピもあります。甘みと、シナモンなどの香辛料の香りが特徴です。
基本の材料と作り方(赤ワインで、約3〜4杯分)
材料
- 赤ワイン:750ml(1本)。辛口〜中辛口で、渋みの強すぎないものが合います。
- 砂糖:大さじ2〜3(はちみつでも作れます。好みで加減してください)
- オレンジ:1個(皮もいっしょに使うので、できれば無農薬・ノーワックスのものを)
- シナモンスティック:1〜2本
- クローブ(丁子):3〜4個
- あれば、スターアニス1個、カルダモン数粒
分量は目安です。ドイツのレシピ紹介でも、ワイン1リットルに対して砂糖50g前後、シナモン2本、クローブ数個、スターアニス、カルダモン、オレンジ1個といった組み合わせが見られます。家庭の好みで調整してください。
作り方
- オレンジをよく洗って水気をふき、皮を薄くむきます(白い部分は苦いので、できるだけ取ります)。実は半分に切り、果汁を絞ります。
- 鍋に、ワイン、砂糖、オレンジの皮と果汁、香辛料をすべて入れます。
- 弱めの火にかけ、ゆっくり温めます。ふつふつと沸き立つ前に火を止めます。
- ふたをして、1時間ほど置いて香りを移します。
- 飲む直前にもう一度、沸騰させない程度に温め、茶こしで香辛料をこしてカップに注ぎます。オレンジの輪切りを添えると見た目もきれいです。
おいしく作る4つのコツ
- 沸騰させない:強く煮立てると、香りが飛んでしまいます。アルコールは約78℃から蒸発しはじめますが、温めても完全にはなくならないので、お酒として扱ってください。
- 香辛料を入れっぱなしにしない:長く漬けると苦みが出ます。1時間ほどたったら、こして取り除きましょう。
- 飲んでおいしいワインを選ぶ:高価なものは必要ありませんが、そのまま飲んでも飲めるワインのほうが仕上がりが良くなります。
- 甘さは最後に調整する:温まってから味見をして、足りなければ少しずつ砂糖を足します。
子どもと楽しむノンアルコール版(キンダープンシュ風)
ドイツのクリスマスマーケットには、子ども向けの温かいノンアルコールの飲み物もあります。「キンダープンシュ(Kinderpunsch)」と呼ばれ、「子ども用のポンチ」という意味です。作り方はお店や家庭によって違うので、ここでは家で簡単に作れる、ジュースを使ったレシピを紹介します。
材料(約3〜4杯分)
- ぶどうジュース(果汁100%):500ml
- りんごジュース(果汁100%):250ml
- オレンジの輪切り:2〜3枚
- シナモンスティック:1本
- クローブ:2個
- 必要ならはちみつ(1歳未満の赤ちゃんには与えないでください)
作り方
- 鍋にすべての材料を入れ、弱火で温めます。
- 湯気が立ったら火を止め、ふたをして20〜30分ほど置きます。
- 香辛料とオレンジを取り除き、飲む前に人肌より少し熱いくらいに温め直します。
- カップに注ぎます。子どもに渡す前に、必ず温度を確かめてください。
ジュースは甘みが強いので、砂糖は入れなくても十分おいしく作れます。りんごの代わりにお茶(フルーツティーなど)で割ると、すっきりした味になります。お酒を使ったものと見分けがつかなくなるので、家族で飲むときは、カップを分けるか、目印をつけましょう。
お酒を飲むときの大切な注意
- 日本ではお酒は20歳になってから。20歳未満の方に、ホットワインを飲ませてはいけません。
- 妊娠中・授乳中の方は、飲まないでください。
- お酒を飲んだら、車や自転車を運転してはいけません。温かくて甘く、飲みやすい飲み物ですが、アルコールはしっかり含まれています。
- 体が温まっても、酔いは回ります。飲む量は控えめにして、水やお茶もいっしょにとりましょう。
鯉艸郷クリスマスマーケットでは、300台以上の駐車場を用意する予定で、お車でお越しの方もいらっしゃいます。車を運転する方は、お酒を飲まないでください。温かい飲み物を楽しみたいときは、コーヒーなどのお酒以外の飲み物を選びましょう。会場の出店者や飲み物については、食べ物・飲み物のページをご覧ください(出店者は日によって異なります)。
家でのクリスマスマーケット気分の楽しみかた
ホットワインやノンアルコールのプンシュを作ったら、ぜひ、お気に入りの耐熱カップに注いでください。部屋の明かりを少し落とし、キャンドルやツリーの飾りを近くに置くだけで、マーケットの雰囲気が出ます。お菓子なら、シュトーレンなどの焼き菓子がよく合います。
本物のマーケットの雰囲気を味わいたい方は、ぜひ会場へ。お子さま連れの楽しみ方は子ども連れガイドで紹介しています。
鯉艸郷クリスマスマーケット2026の開催概要
- 日程:2026年12月23日(水)〜27日(日)の5日間
- 時間:15:00〜21:00(予定)
- 会場:手づくり村 鯉艸郷(青森県十和田市深持字鳥ケ森2-21)
- 入場料(予定):大人1,500円・高校生・大学生1,000円・中学生以下500円・5歳以下無料
- 駐車場:300台以上(予定)
内容・時間・料金は予定です。変更は公式ページでお知らせします。
よくある質問
ホットワインは、どんなワインで作ればよいですか。
渋みが強すぎない、辛口〜中辛口の赤ワインが作りやすいです。ドイツのレシピ紹介では、メルロー、ピノ・ノワール、トロリンガーなどがあげられています。日本で手に入りやすいものなら、ふつうの赤ワインで十分です。
温めればアルコールは飛びますか。
温めると一部は飛びますが、完全にはなくなりません。ホットワインはお酒として扱い、お子さんや妊娠中の方、運転する方は飲まないでください。
ホットワインは、作り置きできますか。
できれば、その日のうちに飲み切るのがおすすめです。残った場合は、香辛料を取り除いて冷蔵庫で保存し、早めに飲み切ってください。温め直すときも、沸騰させないようにします。
キンダープンシュは、どんな飲み物ですか。
ドイツのクリスマスマーケットなどで見かける、子ども向けの温かいノンアルコールの飲み物です。果物のジュースやお茶に香辛料を加えて温めるものが一般的ですが、材料はお店や家庭によって違います。